AWS Config(6)デフォルトセキュリティグループの無効化

デフォルトセキュリティグループ

CIS AWS Foundations Benchmark というセキュリティガイドラインが公開されており、このガイドラインは、AWSアカウントをセキュアに保つために必要なAWSのセキュリティ設定を集めたベストプラクティス集として活用できる。

この CIS AWS Foundations Benchmarkでは、デフォルトセキュリティグループについて、以下の設定とすることが奨励されている。

  • 4.3 IAM すべての VPC のデフォルトセキュリティグループがすべてのトラフィックを制限するようにします

この CIS AWS Foundations Benchmark に 準拠していないデフォルトセキュリティグループ を SSM Automation を用いて 自動修復 するために以下の設定を行う。

  1. 上記のポリシーに準拠しているか AWS Config を用いて定期的にチェックを行う
  2. 非準拠であった場合には、AWS Config が SSM Automationを自動起動する
  3. SSM Automation が非準拠のデフォルトセキュリティグループの設定を自動修復する

1. AWS Configの有効化

AWS Configを有効化する手順については、こちら。

2. AWS Configを用いた定期チェック

デフォルトセキュリティグループ設定のチェックには、あらかじめAWS Configに用意されている vpc-default-security-group-closed マネージドルールを使用する。デフォルトセキュリティグループがこの条件を満たしていない場合、このリソースはルールに 非準拠(NON_COMPLIANT) であると判定される。

なお、この Config Rule を設定する前に ConfigurationRecorder を生成しておく必要がある。そこで、DependsOn 属性に ConfigurationRecorder リソースを設定している。

Resources:
  ConfigVpcDefaultSecurityGroupClosed:
    DependsOn:
      - ConfigConfigurationRecorder
    Type: 'AWS::Config::ConfigRule'
    Properties:
      ConfigRuleName: vpc-default-security-group-closed
      Description: いずれの Amazon Virtual Private Cloud (VPC) のデフォルトのセキュリティグループでもインバウンドとアウトバウンドのいずれのトラフィックも許可しないことを確認します。
      Source:
        Owner: AWS
        SourceIdentifier: VPC_DEFAULT_SECURITY_GROUP_CLOSED 

3. SSM Automation を用いた自動修復

Systems Manager Automation は、AWS Config で 直接指定できる、現時点で唯一の自動修復手段 となっている。そこで、デフォルトのセキュリティグループを修復する Systems Manager Automation ドキュメント を作成し、AWS Config との紐付けを行う。

下のSystems Manager Automation ドキュメントは、EC2 の RevokeSecurityGroupIngress, RevokeSecurityGroupEgress, DescribeSecurityGroups を実行して、デフォルトセキュリティグループの設定を自動修復する。

Resources:
  SSMAutomationRevokeDefaultSecurityGroup:
    Type: 'AWS::SSM::Document'
    Properties: 
      Content:
        schemaVersion: "0.3"
        assumeRole: "{{ AutomationAssumeRole }}"
        description: Revoke Default Security Group.
        mainSteps:
          - name: DescribeSecurityGroups
            action: aws:executeAwsApi
            onFailure: Abort
            inputs:
              Service: ec2
              Api: DescribeSecurityGroups
              GroupIds: ["{{ GroupId }}"]
            outputs:
              - Name: IpPermissionsIngress
                Selector: $.SecurityGroups[0].IpPermissions
                Type: MapList
              - Name: IpPermissionsEgress
                Selector: $.SecurityGroups[0].IpPermissionsEgress
                Type: MapList
          - name: RevokeSecurityGroupIngress
            action: aws:executeAwsApi
            onFailure: Continue
            inputs:
              Service: ec2
              Api: RevokeSecurityGroupIngress
              GroupId: "{{ GroupId }}"
              IpPermissions: "{{ DescribeSecurityGroups.IpPermissionsIngress }}"
          - name: RevokeSecurityGroupEgress
            action: aws:executeAwsApi
            onFailure: Continue
            inputs:
              Service: ec2
              Api: RevokeSecurityGroupEgress
              GroupId: "{{ GroupId }}"
              IpPermissions: "{{ DescribeSecurityGroups.IpPermissionsEgress }}"
        parameters:
          AutomationAssumeRole:
            type: String
            description: Automation Assume Role Arn
          GroupId:
            type: String
            description: Group Id
      DocumentType: Automation

4. AWS Config と SSM Automation の紐付け

Systems Manager Automation ドキュメントは、上述の通り IAM の RevokeSecurityGroupIngress などを実行する必要があるため、このAWS API アクションを Systems Manager Automation から呼び出すことを可能とする IAM Role を作成する。

Resources:
  IAMRoleForSSM:
    Type: 'AWS::IAM::Role'
    Properties:
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: ssm.amazonaws.com
            Action: 'sts:AssumeRole'
      Description: A role required for SSM to access IAM.
      Policies:
        - PolicyName: !Sub '${PrefixOfLogicalName}-AWSSystemManagerIAMRole-${AWS::Region}'
          PolicyDocument:
            Version: 2012-10-17
            Statement:
              - Effect: Allow
                Action:
                  - 'ec2:RevokeSecurityGroupIngress'
                  - 'ec2:RevokeSecurityGroupEgress'
                  - 'ec2:DescribeSecurityGroups'
                Resource:
                  - '*'
      RoleName: !Sub '${AWS::StackName}-SSM-${AWS::Region}'

このIAM RoleのARNは、AWS Config から Systems Manager Automation へ渡されるパラメータの1つとして規定される。AWS::Config::RemediationConfiguration は、非準拠(NON_COMPLIANT)と判定された場合の自動修復方法を規定し、Config Rule と Systems Manager Automation との紐付けや、受け渡されるパラメータの規定を行う。自動修復を行う場合は、AutomationAssumeRole, MaximumAutomaticAttempts, RetryAttemptSeconds の各パラメータの入力が必須である。

Resources:
  ConfigVpcDefaultSecurityGroupClosedRemediationConfiguration:
    Condition: CreateRemediationResources
    Type: 'AWS::Config::RemediationConfiguration'
    Properties:
      Automatic: true
      ConfigRuleName: !Ref ConfigVpcDefaultSecurityGroupClosed
      MaximumAutomaticAttempts: 1
      Parameters:
        AutomationAssumeRole:
          StaticValue:
            Values:
              - !GetAtt IAMRoleForSSM.Arn
        GroupId:
          ResourceValue:
            Value: RESOURCE_ID
      RetryAttemptSeconds: 30
      TargetId: !Ref SSMAutomationRevokeDefaultSecurityGroup
      TargetType: SSM_DOCUMENT

以上で、デフォルトセキュリティグループからインバウンドおよびアウトバンドの許可ルールを削除することができた。

AWS Config(5)外部からのSSHおよびRDPアクセスを制限する

セキュリティグループの自動修復

CIS AWS Foundations Benchmark というセキュリティガイドラインが公開されており、このガイドラインは、AWSアカウントをセキュアに保つために必要なAWSのセキュリティ設定を集めたベストプラクティス集として活用できる。

この CIS AWS Foundations Benchmarkでは、EC2/VPCのセキュリティグループについて、以下の設定とすることが奨励されている。

  • 4.1 どのセキュリティグループでも 0.0.0.0/0 からポート 22 への入力を許可しないようにします
  • 4.2 どのセキュリティグループでも 0.0.0.0/0 からポート 3389 への入力を許可しないようにします

この CIS AWS Foundations Benchmark に 準拠していないセキュリティグループ を SSM Automation を用いて 自動修復 するために以下の設定を行う。

  1. 上記のポリシーに準拠しているか AWS Config を用いて定期的にチェックを行う
  2. 非準拠であった場合には、AWS Config が SSM Automationを自動起動する
  3. SSM Automation が奨励されたセキュリティグループ設定となるように設定を自動修復する

1. AWS Configの有効化

AWS Configを有効化する手順については、こちら。

2. AWS Configを用いた定期チェック

セキュリティグループの設定のチェックには、あらかじめAWS Configに用意されている vpc-default-security-group-closed マネージドルールを使用する。セキュリティグループがこの条件を満たしていない場合、このリソースはルールに 非準拠(NON_COMPLIANT) であると判定される。

なお、この Config Rule を設定する前に ConfigurationRecorder を生成しておく必要がある。そこで、DependsOn 属性に ConfigurationRecorder リソースを設定している。

Resources:
  ConfigSVpcSgOpenOnlyToAuthorizedPorts:
    DependsOn:
      - ConfigConfigurationRecorder
    Type: 'AWS::Config::ConfigRule'
    Properties:
      ConfigRuleName: vpc-sg-open-only-to-authorized-ports
      Description: いずれかの 0.0.0.0/0 Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を持つセキュリティグループで、特定のインバウンド TCP または UDP トラフィックのみが許可されるかどうかを確認します。
      InputParameters:
        authorizedTcpPorts: 1-21,23-3388,3390-65535
        authorizedUdpPorts: 1-21,23-3388,3390-65535
      Source:
        Owner: AWS
        SourceIdentifier: VPC_SG_OPEN_ONLY_TO_AUTHORIZED_PORTS 

3. SSM Automation を用いた自動修復

Systems Manager Automation は、AWS Config で 直接指定できる、現時点で唯一の自動修復手段 となっている。そこで、セキュリティグループ を修復する Systems Manager Automation ドキュメント と AWS Config との紐付けを行う。

修復には、あらかじめ用意されている AWS-DisablePublicAccessForSecurityGroup ドキュメントを使用する。このドキュメントは、すべての IP アドレスに対して開かれているデフォルトの SSH および RDP ポートを無効にする。

Resources:
  ConfigVpcSgOpenOnlyToAuthorizedPortsRemediationConfiguration:
    Condition: CreateRemediationResources
    Type: 'AWS::Config::RemediationConfiguration'
    Properties:
      # NOTE: AutomationAssumeRole, MaximumAutomaticAttempts and RetryAttemptSeconds are Required if Automatic is true.
      Automatic: true
      ConfigRuleName: !Ref ConfigSVpcSgOpenOnlyToAuthorizedPorts
      MaximumAutomaticAttempts: 1
      Parameters:
        AutomationAssumeRole:
          StaticValue:
            Values:
              - !GetAtt IAMRoleForSSM.Arn
        GroupId:
          ResourceValue:
            Value: RESOURCE_ID
      RetryAttemptSeconds: 30
      TargetId: AWS-DisablePublicAccessForSecurityGroup
      TargetType: SSM_DOCUMENT

以上で、すべての IP アドレスに対して開かれているデフォルトの SSH および RDP ポートを無効にすることができた。

AWS Config(4)VPCフローログの自動生成

VPCフローログ

CIS AWS Foundations Benchmark というセキュリティガイドラインが公開されており、このガイドラインは、AWSアカウントをセキュアに保つために必要なAWSのセキュリティ設定を集めたベストプラクティス集として活用できる。

この CIS AWS Foundations Benchmarkでは、VPCフローログについて以下のように定められている。

  • 2.9 すべての VPC で VPC フローログ記録が有効になっていることを確認します

この CIS AWS Foundations Benchmark に 準拠していないVPCが存在した場合 に SSM Automation を用いて VPCフローログを自動作成 するために以下の設定を行う。

  1. 上記のポリシーに準拠しているか AWS Config を用いて定期的にチェックを行う
  2. 非準拠であった場合には、AWS Config が SSM Automationを自動起動する
  3. SSM Automation がVPCフローログを自動作成する

1. AWS Configの有効化

AWS Configを有効化する手順については、こちら。

2. AWS Configを用いた定期チェック

VPCフローログの存在確認には、あらかじめAWS Configに用意されている vpc-flow-logs-enabled マネージドルールを使用する。VPCフローログが設定されていない場合、このVPCはルールに 非準拠(NON_COMPLIANT) であると判定される。

なお、この Config Rule を設定する前に ConfigurationRecorder を生成しておく必要がある。そこで、DependsOn 属性に ConfigurationRecorder リソースを設定している。

Resources:
  ConfigVpcFlowLogsEnabled:
    DependsOn:
      - ConfigConfigurationRecorder
    Type: 'AWS::Config::ConfigRule'
    Properties:
      ConfigRuleName: vpc-flow-logs-enabled
      Description: Amazon Virtual Private Cloud フローログが見つかり、Amazon VPC に対して有効になっているかどうかを確認します。
      Source:
        Owner: AWS
        SourceIdentifier: VPC_FLOW_LOGS_ENABLED 

3. SSM Automation を用いた自動修復

Systems Manager Automation は、AWS Config で 直接指定できる、現時点で唯一の自動修復手段 となっている。そこで、VPCフローログ を生成する Systems Manager Automation ドキュメント を作成し、AWS Config との紐付けを行う。

下のSystems Manager Automation ドキュメントは、EC2 の CreateFlowLogs を実行して、IAM パスワードポリシーの設定を自動修復する。

Resources:
  SSMAutomationCreateFlowLogs:
    Type: 'AWS::SSM::Document'
    Properties: 
      Content:
        schemaVersion: "0.3"
        assumeRole: "{{ AutomationAssumeRole }}"
        description: Create VPC flow logs.
        mainSteps:
          - name: CreateLogGroup
            action: aws:executeAwsApi
            inputs:
              Service: cloudwatch
              Api: CreateLogGroup
              logGroupName: "/aws/vpc/{{ ResourceId }}"
          - name: PutRetentionPolicy
            action: aws:executeAwsApi
            inputs:
              Service: cloudwatch
              Api: PutRetentionPolicy
              logGroupName: "/aws/vpc/{{ ResourceId }}"
              retentionInDays: 60
          - name: CreateFlowLogs
            action: aws:executeAwsApi
            inputs:
              Service: ec2
              Api: CreateFlowLogs
              DeliverLogsPermissionArn: "{{ DeliverLogsPermissionArn }}"
              LogDestinationType: cloud-watch-logs
              LogGroupName: "/aws/vpc/{{ ResourceId }}"
              ResourceId.N: "{{ ResourceId }}"
              ResourceType: VPC
              TrafficType: ALL
        parameters:
          AutomationAssumeRole:
            type: String
            description: Automation Assume Role Arn
          DeliverLogsPermissionArn:
            type: String
            description: Deliver Logs Permission Arn
          ResourceId:
            type: String
            description: Resource ID
      DocumentType: Automation
      Tags:
        - Key: !Ref TagKey
          Value: !Ref TagValue

4. AWS Config と SSM Automation の紐付け

Systems Manager Automation ドキュメントは、上述の通り EC2 の CreateFlowLogs などを実行する必要があるため、このAWS API アクションを Systems Manager Automation から呼び出すことを可能とする IAM Role を作成する。

また、VPCからCloudWatch Logsにフローログを書き込むことのできる権限を持つIAM Roleも別途作成しておく。

Resources:
  IAMRoleForSSM:
    Type: 'AWS::IAM::Role'
    Properties:
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: ssm.amazonaws.com
            Action: 'sts:AssumeRole'
      Description: A role required for SSM to access IAM.
      Policies:
        - PolicyName: !Sub '${PrefixOfLogicalName}-AWSSystemManagerIAMRole-${AWS::Region}'
          PolicyDocument:
            Version: 2012-10-17
            Statement:
              - Effect: Allow
                Action:
                  - 'logs:CreateLogGroup'
                  - 'logs:PutRetentionPolicy'
                  - 'ec2:CreateFlowLogs'
                Resource:
                  - '*'
      RoleName: !Sub '${AWS::StackName}-SSM-${AWS::Region}'
  IAMRoleForVPCFlowLog:
    Type: 'AWS::IAM::Role'
    Properties:
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: vpc-flow-logs.amazonaws.com
            Action: 'sts:AssumeRole'
      Description: A role required for VPC flow logs to access CloudWatch Logs.
      Policies:
        - PolicyName: !Sub '${AWS::StackName}-AWSVPCFlowLogCloudWatchLogsPolicy-${AWS::Region}'
          PolicyDocument:
            Version: 2012-10-17
            Statement:
              - Effect: Allow
                Action:
                  - 'logs:CreateLogGroup'
                  - 'logs:CreateLogStream'
                  - 'logs:PutLogEvents'
                  - 'logs:DescribeLogGroups'
                  - 'logs:DescribeLogStreams'
                Resource: '*'
      RoleName: !Sub '${AWS::StackName}-AWSVPCFlowLogRole-${AWS::Region}'

このIAM RoleのARNは、AWS Config から Systems Manager Automation へ渡されるパラメータの1つとして規定される。AWS::Config::RemediationConfiguration は、非準拠(NON_COMPLIANT)と判定された場合の自動修復方法を規定し、Config Rule と Systems Manager Automation との紐付けや、受け渡されるパラメータの規定を行う。自動修復を行う場合は、AutomationAssumeRole, MaximumAutomaticAttempts, RetryAttemptSeconds の各パラメータの入力が必須である。

Resources:
  ConfigVpcFlowLogsEnabledRemediationConfiguration:
    Condition: CreateRemediationResources
    Type: 'AWS::Config::RemediationConfiguration'
    Properties:
      Automatic: true
      ConfigRuleName: !Ref ConfigVpcFlowLogsEnabled
      MaximumAutomaticAttempts: 1
      Parameters:
        AutomationAssumeRole:
          StaticValue:
            Values:
              - !GetAtt IAMRoleForSSM.Arn
        DeliverLogsPermissionArn:
          StaticValue:
            Values:
              - !GetAtt IAMRoleForVPCFlowLog.Arn
        ResourceId:
          ResourceValue:
            Value: RESOURCE_ID
      RetryAttemptSeconds: 30
      TargetId: !Ref SSMAutomationCreateFlowLogs
      TargetType: SSM_DOCUMENT

以上で、CIS AWS Foundations Benchmark に準拠していないVPCに対して、VPCフローログを自動生成することができた。

AWS Config(3)アクセスキーの管理と自動削除

アクセスキーの適切な管理

CIS AWS Foundations Benchmark というセキュリティガイドラインが公開されており、このガイドラインは、AWSアカウントをセキュアに保つために必要なAWSのセキュリティ設定を集めたベストプラクティス集として活用できる。

この CIS AWS Foundations Benchmarkでは、アクセスキーの取り扱いについて以下のように定めている。

  • 1.3 90 日間以上使用されていない認証情報は無効にします
  • 1.4 アクセスキーは 90 日ごとに更新します

この CIS AWS Foundations Benchmark に 準拠していないアクセスキー を CloudWatch Events と Lambda を用いて 自動削除 するために以下の設定を行う。

  1. 上記のポリシーに準拠しているか AWS Config を用いて定期的にチェックを行う
  2. 非準拠であった場合には、CloudWatch Events が Lambdaを自動起動する
  3. Lambda が非準拠のアクセスキーを削除する

1. AWS Configの有効化

AWS Configを有効化する手順については、こちら。

2. AWS Configを用いた定期チェック

アクセスキーのチェックには、あらかじめAWS Configに用意されている access-keys-rotated マネージドルールを使用する。CIS AWS Foundations Benchmark で奨励されているアクセスキーの有効期限は、マネージドルール内の InputParameters で設定する。アクセスキーがこの条件を満たしていない場合、このリソースはルールに 非準拠(NON_COMPLIANT) であると判定される。

なお、この Config Rule を設定する前に ConfigurationRecorder を生成しておく必要がある。そこで、DependsOn 属性に ConfigurationRecorder リソースを設定している。

Resources:
  ConfigIamAccessKeysRotated:
    DependsOn:
      - ConfigConfigurationRecorder
    Type: 'AWS::Config::ConfigRule'
    Properties:
      ConfigRuleName: access-keys-rotated
      Description: アクティブなアクセスキーが、maxAccessKeyAge で指定された日数内にローテーションされるかどうかを確認します。
      InputParameters:
        maxAccessKeyAge: 90
      Source:
        Owner: AWS
        SourceIdentifier: ACCESS_KEYS_ROTATED

3. CloudWatch Events を用いた Lambda の自動実行

Configルールに 非準拠(NON_COMPLIANT)となった場合に、これを修復するLambdaを発火させるためのトリガとして、CloudWatch Events を設定する。

Resources:
  CloudWatchEventsForConfigIamAccessKeysRotated:
    Type: 'AWS::Events::Rule'
    Properties: 
      Description: CloudWatch Events about Config IAM Access Keys Rotated.
      EventPattern:
        source:
          - aws.config
        detail-type: 
          - Config Rules Compliance Change
        detail:
          messageType:
            - ComplianceChangeNotification
          newEvaluationResult:
            complianceType:
              - NON_COMPLIANT
      Name: AWS_Config
      State: ENABLED
      Targets:
        - Arn: !GetAtt LambdaDeleteExpiredAccessKeys.Arn
          Id: lambda

4. Lambda を用いた アクセスキー の削除

Lambdaが受け取るConfigから通知されたメッセージには、期限切れのアクセスキーを持つIAMユーザの情報が含まれる。そこでLambdaは、このユーザが持つアクセスキーのうち、有効期限を超過したアクセスキーのIDを探し当て、DeleteAccessKey API を用いてこれを削除する。

また、AWS::Lambda::Permission リソースタイプを用いて、前述のCloudWatch Eventsが、このLambdaを実行可能とする権限を設定する。

Resources:
  LambdaDeleteExpiredAccessKeys:
    Type: 'AWS::Lambda::Function'
    Properties:
      Code:
        ZipFile: |
          import boto3
          import datetime
          import time
          import logging

          logger = logging.getLogger()
          logger.setLevel(logging.INFO)

          def lambda_handler(event, context):
              logger.info(str(event))
            
              if 'detail' in event:
                  detail = event['detail']
                  if 'configRuleName' in detail:
                      # access-keys-rotated
                      if detail['configRuleName'] == 'access-keys-rotated':
                          iam = boto3.client('iam')
                          users = iam.list_users()
                          for user in users['Users']:
                              if detail['resourceId'] == user['UserId']:
                                  access_keys = iam.list_access_keys(
                                      UserName=user['UserName']
                                      )
                                  for access_key in access_keys['AccessKeyMetadata']:
                                      create_date = access_key['CreateDate'].timestamp()
                                      now = time.time()
                                      if now - create_date > 60*60*24*90:
                                          response = iam.delete_access_key(
                                              UserName=user['UserName'],
                                              AccessKeyId=access_key['AccessKeyId']
                                          )
      Description: 有効期限が過ぎたアクセスキーを削除します
      FunctionName: deleteExpiredAccessKeys
      Handler: index.lambda_handler
      MemorySize: 128
      Role: !GetAtt IAMRoleForLambda.Arn
      Runtime: python3.7
      Tags:
        - Key: !Ref TagKey
          Value: !Ref TagValue
      Timeout: 3
      TracingConfig:
        Mode: Active
  LambdaDeleteExpiredAccessKeysPermission:
    Type: 'AWS::Lambda::Permission'
    Properties:
      Action: lambda:InvokeFunction
      FunctionName: !Ref LambdaDeleteExpiredAccessKeys
      Principal: events.amazonaws.com
      # DO NOT write 'SourceAccount' option.
      SourceArn: !GetAtt CloudWatchEventsForConfigIamAccessKeysRotated.Arn

以上で、CIS AWS Foundations Benchmark に非準拠のアクセスキーを削除することができた。

AWS Config(2)パスワードポリシーの自動修復

IAMパスワードポリシーの自動修復

CIS AWS Foundations Benchmark というセキュリティガイドラインが公開されており、このガイドラインは、AWSアカウントをセキュアに保つために必要なAWSのセキュリティ設定を集めたベストプラクティス集として活用できる。

この CIS AWS Foundations Benchmarkでは、IAMユーザ用のパスワードポリシーについて、以下の設定とすることが奨励されている。

  • 1.5 IAM パスワードポリシーには少なくとも 1 つの大文字が必要です
  • 1.6 IAM パスワードポリシーには少なくとも 1 つの小文字が必要です
  • 1.7 IAM パスワードポリシーには少なくとも 1 つの記号が必要です
  • 1.8 IAM パスワードポリシーには少なくとも 1 つの数字が必要です
  • 1.9 IAM パスワードポリシーは 14 文字以上の長さが必要です
  • 1.10 IAM パスワードポリシーはパスワードの再使用を禁止しています

この CIS AWS Foundations Benchmark に 準拠していないIAMパスワードポリシー を SSM Automation を用いて 自動修復 するために以下の設定を行う。

  1. 上記のポリシーに準拠しているか AWS Config を用いて定期的にチェックを行う
  2. 非準拠であった場合には、AWS Config が SSM Automationを自動起動する
  3. SSM Automation が正しいIAMパスワードポリシーとなるように設定を自動修復する

1. AWS Configの有効化

AWS Configを有効化する手順については、こちら。

2. AWS Configを用いた定期チェック

IAM パスワードポリシー設定のチェックには、あらかじめAWS Configに用意されている iam-password-policy マネージドルールを使用する。CIS AWS Foundations Benchmark で奨励されているパスワードポリシーの値は、マネージドルール内の InputParameters で設定する。IAM パスワードポリシーがこの条件を満たしていなかった場合、このリソースはルールに 非準拠(NON_COMPLIANT) であると判定される。

なお、この Config Rule を設定する前に ConfigurationRecorder を生成しておく必要がある。そこで、DependsOn 属性に ConfigurationRecorder リソースを設定している。

Resources:
  ConfigIamPasswordPolicy:
    DependsOn:
      - ConfigConfigurationRecorder
    Type: AWS::Config::ConfigRule
    Properties:
      ConfigRuleName: iam-password-policy
      Description: IAM ユーザーのアカウントパスワードポリシーが、指定した要件を満たしているかどうかを確認します。
      InputParameters:
        RequireUppercaseCharacters: true
        RequireLowercaseCharacters: true
        RequireSymbols: true
        RequireNumbers: true
        MinimumPasswordLength: 14
        PasswordReusePrevention: 24
      Source:
        Owner: AWS
        SourceIdentifier: IAM_PASSWORD_POLICY

3. SSM Automation を用いた自動修復

Systems Manager Automation は、AWS Config で 直接指定できる、現時点で唯一の自動修復手段 となっている。そこで、IAM パスワードポリシー を修復する Systems Manager Automation ドキュメント を作成し、AWS Config との紐付けを行う。

下のSystems Manager Automation ドキュメントは、IAM の UpdateAccountPasswordPolicy を実行して、IAM パスワードポリシーの設定を自動修復する。

Resources:
  SSMAutomationUpdateAccountPasswordPolicy:
    Type: AWS::SSM::Document
    Properties: 
      Content:
        schemaVersion: "0.3"
        assumeRole: "{{ AutomationAssumeRole }}"
        description: Update account password policy.
        mainSteps:
          - name: UpdateAccountPasswordPolicy
            action: aws:executeAwsApi
            inputs:
              Service: iam
              Api: UpdateAccountPasswordPolicy
              AllowUsersToChangePassword: true
              HardExpiry: false
              MinimumPasswordLength: 14
              PasswordReusePrevention: 24
              RequireLowercaseCharacters: true
              RequireNumbers: true
              RequireSymbols: true
              RequireUppercaseCharacters: true
        parameters:
          AutomationAssumeRole:
            type: String
            description: Automation Assume Role Arn
      DocumentType: Automation

4. AWS Config と SSM Automation の紐付け

Systems Manager Automation ドキュメントは、上述の通り IAM の UpdateAccountPasswordPolicy を実行する必要があるため、このAWS API アクションを Systems Manager Automation から呼び出すことを可能とする IAM Role を作成する。

Resources:
  IAMRoleForSSM:
    Type: 'AWS::IAM::Role'
    Properties:
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: ssm.amazonaws.com
            Action: 'sts:AssumeRole'
      Description: A role required for SSM to access IAM.
      Policies:
        - PolicyName: !Sub 'DefaultSecuritySettings-AWSSystemManagerIAMRole-${AWS::Region}'
          PolicyDocument:
            Version: 2012-10-17
            Statement:
              - Effect: Allow
                Action:
                  - 'iam:UpdateAccountPasswordPolicy'
                Resource:
                  - '*'
      RoleName: !Sub 'DefaultSecuritySettings-SSM-${AWS::Region}'

このIAM RoleのARNは、AWS Config から Systems Manager Automation へ渡されるパラメータの1つとして規定される。AWS::Config::RemediationConfiguration は、非準拠(NON_COMPLIANT)と判定された場合の自動修復方法を規定し、Config Rule と Systems Manager Automation との紐付けや、受け渡されるパラメータの規定を行う。自動修復を行う場合は、AutomationAssumeRole, MaximumAutomaticAttempts, RetryAttemptSeconds の各パラメータの入力が必須である。

Resources:
  ConfigIamPasswordPolicyRemediationConfiguration:
    Type: AWS::Config::RemediationConfiguration
    Properties:
      Automatic: true
      ConfigRuleName: !Ref ConfigIamPasswordPolicy
      MaximumAutomaticAttempts: 1
      Parameters:
        AutomationAssumeRole:
          StaticValue:
            Values:
              - !GetAtt IAMRoleForSSM.Arn
      RetryAttemptSeconds: 60
      TargetId: !Ref SSMAutomationUpdateAccountPasswordPolicy
      TargetType: SSM_DOCUMENT

以上で、CIS AWS Foundations Benchmark に準拠したIAM パスワードポリシーへと、自動で修復することができた。

AWS Config(1)Configの概要

AWS Configとは

AWS Configは、リソースごとの設定項目を生成し、履歴としてこれを保持するため、全ての変更を追跡することが可能で、AWSリソース間の関係と設定の履歴などを確認することができる。

  • リソースの設定が最適であるか
  • 現在のスナップショットの取得
  • リソース設定の取得
  • 設定履歴の取得
  • リソース間の関係の表示
  • 通知

これらの機能を用いて、リソースの管理、監査とコンプライアンス、設定変更の確認とトラブルシューティング、セキュリティ分析などを行うことができる。

設定項目は、S3バケットに蓄積することが可能で、データはJSON形式で、S3に6時間ごとに送信される。また、リソースが変更されたタイミング等で、Amazon SNSを用いてEメール等で通知することも可能である。

AWS Configは、マルチアカウントマルチリージョンの データ集約 に対応しており、複数のアカウントやリージョンの設定、コンプライアンスデータを1つのアカウントに集約することができる。

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2016-aws-cloudtrail-aws-config?ref=https://tech.blog.surbiton.jp/

AWS Configの概念

設定履歴と設定項目、スナップショット、レコーダ

設定履歴は、特定期間の特定リソースに関する設定項目のコレクションである。また、設定項目は、アカウント内のサポートされているAWSリソースの属性(メタデータ、関係、設定、関連イベントなど)を記録したものである。設定スナップショット は、設定項目のコレクションで、記録対象のリソースの全体像を示す。スナップショットは、S3 Bucketに配信が可能。

設定レコーダは、(標準設定では)Configがサポートしている全てのリソースの設定項目の評価と保存を行う。設定レコーダをオフにすると設定変更トリガによる評価は実行されない。一方で、定期実行トリガは引き続き指定した間隔で実行される。

設定ストリーム

設定ストリームは、設定項目の自動更新リストで、リソースの作成や変更、削除が行われる度に、Amazon SNSを使用して通知を行うことができる。

ルール

AWS Configでは、望ましい設定をルールとして定めることができ、これに違反しているリソースに対しては、非準拠 のフラグを立てる。ルールは、事前に用意されたマネージドルールのほかに、ユーザが自ら作成したカスタムルールを適用することもできる。これらのルールは、リソースの設定変更時に評価されるのか、それとも定期的に評価されるのかを定義することができる。

AWS Configの仕組み

AWS Configは、サポートされているAWSリソースを検出し、リソースごとに設定項目を生成し、その記録を履歴として保持する。Configはリソースごとに、DescribeもしくはListのAPIコールによって、リソースの全ての変更を追跡する。Configルールを利用することで、定期的にこのルールに照らして、リソースの設定の評価を行うことができる。

また、この設定項目は、S3バケット もしくは Amazon SNS に配信することができる。SNSへ配信時のメッセージタイプは以下の通り。

メッセージタイプ 内容
ComplianceChangeNotification コンプライアンスタイプの変更時
ConfigRulesEvaluationStarted リソースの評価開始時
ConfigurationSnapshotDeliveryStarted スナップショット配信開始時
ConfigurationSnapshotDeliveryCompleted スナップショット配信完了時
ConfigurationSnapshotDeliveryFailed スナップショット配信失敗時
ConfigurationHistoryDeliveryCompleted 設定履歴配信完了時
ConfigurationItemChangeNotification リソース変更時
OversizedConfigurationItemChangeNotification SNSの最大サイズ超過時

AWS Configのセットアップ

AWS ConfigはCloudFormationに対応しているため、CloudFormation経由でConfigをセットアップすることができる。

サービスロールの有効化

以下のサービスロールを有効化することで、AWSリソースの読み込み権限 および S3への書き込み権限 を Config に、IAMとSystemManagerへの書き込み権限 を Config Remediation にそれぞれ付与する。

Resources:
  ServiceLinkedRoleForConfig:
    Type: AWS::IAM::ServiceLinkedRole
    DeletionPolicy: Retain
    Properties: 
      AWSServiceName: config.amazonaws.com
      Description: A service-linked role required for AWS Config to access your resources.
  ServiceLinkedRoleForConfigRemediation:
    Type: AWS::IAM::ServiceLinkedRole
    DeletionPolicy: Retain
    Properties: 
      AWSServiceName: remediation.config.amazonaws.com 
      Description: A service-linked role required for AWS Config Remediation to access your resources.

Configの有効化

DeliveryChannel と ConfigurationRecorder を作成する。

Resources:
  ConfigDeliveryChannel:
    Type: AWS::Config::DeliveryChannel
    Properties:
      Name: default
      S3BucketName: !Ref S3ForConfig
      SnsTopicARN: !Ref SnsTopicARN
  ConfigConfigurationRecorder:
    Type: AWS::Config::ConfigurationRecorder
    Properties:
      Name: default
      RecordingGroup:
        AllSupported: true
        IncludeGlobalResourceTypes: true
      RoleARN: !Sub arn:aws:iam::${AWS::AccountId}:role/aws-service-role/config.amazonaws.com/AWSServiceRoleForConfig

すでにAWS Configをセットアップ済みの状態で上記テンプレートを実行すると、 the maximum number of delivery channels エラーが発生する。その場合は既存の DeliveryChannel を削除した上で、上記テンプレートを再度実行する。

aws configservice delete-delivery-channel --delivery-channel-name default
aws configservice delete-configuration-recorder --configuration-recorder-name default

S3バケットの作成

設定情報 (履歴ファイルやスナップショット)を保存するために使用する、Amazon S3 バケットと、それに紐づくバケットポリシーを作成する。

Resources:
  S3ForConfig:
    Type: 'AWS::S3::Bucket'
    DeletionPolicy: Retain
    Properties:
      BucketName: !Sub defaultsecuritysettings-config-${AWS::Region}-${AWS::AccountId}
      LifecycleConfiguration:
        Rules:
          - Id: ExpirationInDays
            ExpirationInDays: 60
            Status: Enabled
      PublicAccessBlockConfiguration: 
        BlockPublicAcls: true
        BlockPublicPolicy: true
        IgnorePublicAcls: true
        RestrictPublicBuckets: true
  S3BucketPolicyForConfig:
    Type: AWS::S3::BucketPolicy
    Properties: 
      Bucket: !Ref S3ForConfig
      PolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Id: !Ref S3ForConfig
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: config.amazonaws.com
            Action:
              - 's3:GetBucketAcl'
              - 's3:ListBucket'
            Resource:
              - !GetAtt S3ForConfig.Arn
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service: config.amazonaws.com
            Action:
              - 's3:PutObject'
            Resource:
              - !Join
                - ''
                - - !GetAtt S3ForConfig.Arn
                  - /AWSLogs/
                  - !Sub ${AWS::AccountId}
                  - /Config/*
            Condition:
              StringEquals:
                s3:x-amz-acl: bucket-owner-full-control

CloudFormation Launch Stack URL

以下のボタンから上のCloudFormationテンプレートを実行することが可能である。ソースコードは、aws-cloudformation-templates/security – GitHub にて公開。

作成されるAWSサービス CloudFormationテンプレート
セキュリティサービス全般 cloudformation-launch-stack
Configのみ cloudformation-launch-stack

モニタリング

他のAWSサービスを利用して、AWS Configのリソースをモニタリングすることができる。例えば、Amazon SQS や Amazon CloudWatch Eventsを利用することで、AWSリソースが作成、変更、削除された際に通知を受け取ることが可能となる。

AWS(3)監視およびログサービス

AWS Configとは

AWS Configは、リソースごとの設定項目を生成し、履歴としてこれを保持するため、全ての変更を追跡することが可能で、AWSリソース間の関係と設定の履歴などを確認することができる。また、設定が最適であるかの評価、設定のスナップショットの取得、設定変更時の通知、IAMポリシーの確認などを行うことが可能である。

設定項目は、S3バケットに蓄積することが可能で、データはJSON形式でS3に6時間ごとに送信される。また、リソースが変更されたタイミング等で、Amazon SNSを用いてEメール等で通知することも可能である。

設定履歴と設定項目、設定レコーダ

設定履歴は、特定期間の特定リソースに関する設定項目のコレクションである。設定項目は、アカウント内のサポートされているAWSリソースの属性を記録したものである。設定レコーダは、これらのリソースの設定を設定項目としてアカウントに保存する。

設定スナップショットと設定ストリーム

設定スナップショットは、設定項目のコレクションで記録対象のリソースの全体像を示す。また、設定ストリームは、これらの記録しているリソースの設定項目の自動更新リストを示す。

AWS Configの仕組み

AWS Configは、サポートされているAWSリソースを検出し、リソースごとに設定項目を生成し、その記録を履歴として保持する。Configはリソースごとに、DescribeもしくはListのAPIコールによって、リソースの全ての変更を追跡する。Configルールを利用することで、定期的にこのルールに照らして、リソースの設定の評価を行うことができる。

AWS Configルール

AWS Configルールは、各リソースの望ましい設定を確認することが可能で、事前に定義済みのルールが用意されている。また、各ユーザがカスタムルールを作成することも可能となっている。AWS Configは、このルールを参照して、現在の設定を評価する。

マネージドインスタンスの記録

AWS Configを用いて、EC2やオンプレミスサーバのソフトウェアインベントリの変更を記録可能である。

課金

記録される設定項目ごとに 0.003 USDの課金が発生し、これに加えてS3やSNSを使用する場合には、これらのサービスの使用料金が課金される。

AWS Cloudtrailとは

AWSサービスによって実行されたアクションを記録するサービス。この記録を基にAWS アカウントのアクティビティの分析を行い、これらに対応することが可能である。デフォルトで有効にされており、90日間のログが履歴として保持される。また、それ以上保持したい場合には、トレイル機能を用いて、S3やCloudWatch Logs等にイベント配信することも可能である。トレイルは、全リージョンに対して、もしくは特定のリージョンの情報のみを保持することが可能で、作成後に設定内容を変更することもできる。デフォルトではS3の暗号化機能を用いて暗号化され、アクションの15分以内にデータが送信される。

Cloudtrailイベントとトレイル

Cloudtrailイベントには、管理イベントとデータイベントの2種類が存在するが、トレイルにはデフォルトでは管理イベントのみが記録される。

課金

デフォルトでは無料で90日間のログを保持しており、これに加えて1つのトレイル作成までは無料となっている。S3やSNSを使用する場合には、これらのサービスの使用料金が課金される。