アカウント設定と請求情報
ルートアカウントは極力使用しないことが望ましいため、AWSのリソースにアクセスする際には、AWS Identity and Access Managementで作成したIAMユーザを使用する。各IAMユーザには、ポリシーと呼ばれる各リソースへのアクセス権限が付与可能で、アカウント管理者向けには、ルートアカウント並みの権限を持つAdministratorAccessと呼ばれるポリシーが用意されている。なお、 PowerUserAccessには、IAM権限とOrganaizations権限が付与されていない。
権限 | ルートアカウント | IAMユーザ (AdministratorAccess) | IAMユーザ (BillingFullAccess) | IAMユーザ (Billing) |
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ルートアカウントの設定情報の変更 | ◯ | × | × | × |
サポートプランの変更 | ◯ | × | × | × |
アカウントの解約 | ◯ | × | × | × |
CloudFront のキーペアの作成 | ◯ | × | × | × |
リソースベースポリシーの見直し | ◯ | × | × | × |
AWSサービス全般へのアクセス許可 | ◯ | ◯ | × | × |
AWSアカウント設定(支払い方法等)の参照 | ◯ | △ (※) | △ (※) | × |
AWSアカウント設定(支払い方法等)の変更 | ◯ | △ (※) | △ (※) | × |
請求情報の参照 | ◯ | △ (※) | △ (※) | △ (※) |
- (※) ルートアカウントから明示的に、AWS 請求およびコスト管理コンソールへのIAMユーザーアクセスをアクティベートした場合のみアクセスすることが可能。
BillingFullAccessというポリシーは事前に用意されていないため、各IAMユーザごとに以下のようなカスタムポリシーを付与する必要がある。
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "StmtXXXXXXXXXXXXXXXX", "Effect": "Allow", "Action": [ "aws-portal:*" ], "Resource": [ "*" ] } ] }