AWS Elemental MediaStore
AWS Elemental MediaStoreは、 メディア向けに最適化されたストレージサービス 。動画の配信( HTTPを利用したビットレート可変型配信 )に最適な パフォーマンス、整合性、低レイテンシー を提供する。MediaStoreを利用することで、低レイテンシーの読み取りと書き込みを同時に行うことができるため、 バッファリングリスクとレイテンシーの低減が期待 できる。また、リクエスト量に合わせてスケールするため、 負荷が増加しても視聴品質に影響しない 。また、 複雑なプロビジョニング設定も不要 。詳細なアクセスコントロールも可能となっている。AWS Media Servicesの一部でもあることから、他のサービスとの連携も可能。
MediaPackageは、ジャストインタイムのパッケージ、Live to VODの作成、ストリームの配信機能などが存在し、DRMを掛けたり、DVRに対応することができる。既に適切なフォーマットに加工されている、DRMが適応済みなどの場合は、MediaStoreの機能のみで対応できる。
MediaStoreに取り込まれたオブジェクトは、ライトバックキャッシュに保存されたあと、S3によってバックアップされているストレージに保存される。場合によっては、S3へのバックアップが実行されないこともあるため、耐久性が必要な場合は、S3を直接利用する。
費用
ストレージ容量あたりの従量課金と、リクエストあたりの従量課金となっている。標準ストレージと低頻度ストレージとでそれぞれの単価が異なる。なお、 CloudFrontにデータ転送する場合には、データ転送量は発生しない 。
コンテナ
関連するオブジェクトをコンテナでグループ化できる。 コンテナ作成時には費用は発生しない 。コンテナ名は、 大文字、小文字、数字、アンダースコアを使用可能で255文字まで 。 コンテナ名は作成後変更できない 。コンテナの作成上限は、100コンテナ。ネストできるディレクトリ数は10。
ポリシー
コンテナポリシー
全てのフォルダとオブジェクトへのアクセス権を管理 できる、リソースベースポリシー。 HTTPSのみのアクセスに限定 、 他のAWSアカウントからのアクセスのみを許可 、 特定のIPアドレスからのみのアクセスを許可 、などのポリシーを指定できる。