AWS SNS(2)モバイルプッシュ通知

モバイルプッシュ通知

AWS SNSは、モバイルデバイスのアプリケーションにプッシュ通知メッセージを直接送信できる。通知可能なサービスは、

  • Amazon Device Messaging (ADM)
  • iOS および Mac OS X 用の Apple Push Notification Service (APNS)
  • Baidu Cloud Push (Baidu)
  • Android 用 Google クラウドメッセージング (GCM)
  • Windows Phone 用 Microsoft プッシュ通知サービス (MPNS)
  • Windows プッシュ通知サービス (WNS)

である。

プッシュ通知サービスは、登録時にデバイストークンを返すため、SNSはこのデバイストークンを元にモバイルエンドポイントを作成しプッシュ通知を行う。モバイルプッシュ通知を行うためには以下の手順が必要となる。

  1. 認証情報を上記サービスに対して要求し認証情報を取得する
  2. トークンを上記サービスに対して要求しトークンを取得する
  3. プラットフォームアプリケーションオブジェクトを作成する
  4. プラットフォームエンドポイントオブジェクトを作成する
  5. メッセージを送信する

AWS SNS(1)Simple Notification Serviceの概要

Amazon SNSについて

Amazon SNSは、マネージド型のメッセージ発行/購読サービス。SNSは、発行者からのメッセージを受信し、LambdaやSQS、Email、SMSなどの購読者に対してこれらを送信することが可能である。SNSを使用するときは、その所有者としてトピックを作成し、発行者と購読者を定義するポリシーを策定する。

SNSの流れ

トピック名は他と識別できるユニークな名称であり、発行者はこのARNを利用してメッセージをこのトピックに送信する。購読者は、送信されたメッセージを購読するかどうか判断し、購読を許可した場合に全てのメッセージが受信可能となる。発行者は、各配信先ごとに異なるメッセージを送信することも可能である。トピックの所有者は、購読情報を全て削除(クリーンアップ)することも可能となっている。

SNSの機能とシナリオ

SNSは以下のようなシナリオで動作させることができる。

ファンアウト

発行者からのメッセージをSNSが複製することで、並列非同期処理が可能となるシナリオ。並行処理を行なったり、本番環境のデータをテスト環境に入力するために使用できる。

アラートの送信

アプリケーションやシステムからの出力に対してあらかじめ閾値を定めておき、それを超えた場合にメッセージが送信される。

EメールおよびSMSの送信

特定の購読者へEメールおよびSMSの送信する。

モバイルプッシュ通知

モバイルアプリケーションへ通知を送信する。

ポリシー

所有者は各トピックに対して、「どの購読者(=プリンシパル)がどの配信先(=リソース)を受信できるか。」「どの発行者(=プリンシパル)がメッセージの発行を行えるか」などのアクションを定めることができる。ポリシーのデフォルトは拒否であるため、許可を与えるためにはポリシーを明示しなくてはならない。また、ポリシーでは、リトライ回数や遅延時間等も指定することができる。