AWS Connect(1)AWS Connectの概要

AWS Connectとは

AWS Connectとはクラウド型コンタクトセンターで、Amazonのコンタクトセンターと同じ技術が使われている。グラフィカルインタフェースを用いることでコーディングすることなく、対応フローの設計、スタッフの管理などが簡単に実現できる。

インフラの管理が不要で手軽に規模を拡大縮小できる。また、Amazon Lexとの連携によって自動応答を実現したり、CRMソリューションと連携して顧客情報の管理を行うこともできる。また、アウトバンドコンタクトAPIを用いて、スケジュールした時刻にプログラムから電話を発信することも可能である。

サポートされているブラウザは、最新3バージョンChrome最新Firefox。東京リージョンに対応し日本語にも対応している。

AWS DynamoDB(4)項目の読み取りと書き込み

項目の読み取り

単一項目の読み取り

単一項目の読み取りには、GetItemアクションを使用する。一部の属性のみを取得する場合には、ProjectionExpressionを使用する。

{
    TableName: "Music",
    Key: {
        "Artist": "No One You Know",
        "SongTitle": "Call Me Today"
    },
    "ProjectionExpression": "AlbumTitle, Year, Price"
}

複数項目の読み取り

複数項目の読み取りには、Queryアクションを使用する。Queryアクションは、複合プライマリキー (PartitionKeyとSortKey) のあるテーブルで使用できる。KeyConditionExpressionFilterExpressionの中で、ExpressionAttributeValuesの値をプレースホルダーとして使用する必要がある。

{
    TableName: "Music",
    KeyConditionExpression: "Artist = :a and SongTitle = :t",
    ExpressionAttributeValues: {
        ":a": "No One You Know",
        ":t": "Call Me Today"
    }
}

全ての項目の読み取り

全ての項目の読み取りには、Scanアクションを使用する。FilterExpressionを用いて不要な項目を除外することもできるが、Scan後に実行されることに留意が必要である。

// Return all of the values for Artist and Title
{
    TableName:  "Music",
    ProjectionExpression: "Artist, Title"
}

項目の書き込み

新たな項目の書き込み

新たな項目の書き込みには、PutItemアクションを使用する。

{
    TableName: "Music",
    Item: {
        "Artist":"No One You Know",
        "SongTitle":"Call Me Today",
        "AlbumTitle":"Somewhat Famous",
        "Year": 2015,
        "Price": 2.14,
        "Genre": "Country",
        "Tags": {
            "Composers": [
                  "Smith",
                  "Jones",
                  "Davis"
            ],
            "LengthInSeconds": 214
        }
    }
}

既存の項目の変更

既存の項目の変更には、UpdateItemアクションを使用する。既存の項目が存在する場合には更新され、存在しない場合には項目が追加される。条件付き書き込みをサポートしており、ConditionExpressionがtrueと評価されたときのみ実行される。

{
    TableName: "Music",
    Key: {
        "Artist":"No One You Know",
        "SongTitle":"Call Me Today"
    },
    UpdateExpression: "SET RecordLabel = :label",
    ConditionExpression: "Price >= :p",
    ExpressionAttributeValues: { 
        ":label": "Global Records",
        ":p": 2.00
    }
}

項目の削除

項目の削除には、DeleteItemアクションを使用する。条件付き削除をサポートしており、ConditionExpressionがtrueと評価されたときのみ実行される。

{
    TableName: "Music",
    Key: {
        Artist: "The Acme Band", 
        SongTitle: "Look Out, World"
    },
   ConditionExpression: "attribute_exists(RecordLabel)"
}